| 韓国Gosan Techとの業務提携によるペロブスカイト太陽電池向けインクジェット塗布装置の提供や、特許技術「ホットナイフ分離法」を用いたリサイクル装置、車載部品向け等のFA装置への横展開が進んでいる。 |
事業の内容 |
ペロブスカイト太陽電池向けの装置においては、韓国のインクジェット塗布装置に強みを持つ装置メーカーであるGosan Tech Co,. Ltd.との業務提携により、太陽電池部分の製造に使用するインクジェット塗布装置も提供しております。特許技術「ホットナイフ分離法」を利用してカバーガラスからセルシートを分離するガラス分離装置、特許技術「ブラシかきとり法」を利用して分離後のガラスから残存EVAを取り除くEVAスクレーパーの3種類の装置を販売しております。具体例として、電子部品の搬送装置、車載部品の自動組立装置、新製品の開発や板状製品の貼り合わせに使用する真空貼合装置、食品や薬剤の梱包装置等、多種多様な製品に対応した装置を提供しております。 |
確信度A1 |
次世代ペロブスカイト向けやリサイクル装置、他業界向けFA装置の実績・技術を有していることは開示されているが、これらが全社売上に占める具体的構成比やFirst Solar社依存を脱却するに足る規模に達しているかは開示だけでは不明である。 |
ペロブスカイト向け装置およびリサイクル装置、非太陽電池向けFA装置の売上高実績と今後の受注残高推移。 |
| 太陽光パネルの検査から廃棄・リユース・リサイクルまでトータルサービスを提供し循環モデルを確立している。 |
事業の内容 |
太陽光発電所の検査サービスや、発電所等から排出された太陽光パネルのリユース・リサイクルといったサービスを提供することで、太陽光パネルの検査から廃棄までのトータルサービスを提供しております。 |
確信度A1 |
検査サービスからリユース・リサイクルまでの一気通貫の体制が明記されている。ただし、収益性や事業規模に関する定量データは別セグメントとして開示されておらず(装置関連事業に統合)、業績寄与度は未確認。 |
検査サービスおよびリユース・リサイクル業務単体での採算性および取扱パネル量の推移。 |
| 海外売上高比率は6〜8割を占め、米First Solar社への売上依存度が高く、1案件で10億円を超える大型案件の検収ズレや同社の投資縮小が業績に急激な影響を与える。 |
事業等のリスク |
当社グループは数多くの海外企業と取引しており、会計年度により異なりますが、海外売上高比率は6~8割であります。現在、特に米国の太陽電池メーカーであるFirst Solar, Inc.及びその子会社(以下「First Solar社」という)に対する当社グループの売上比率が高い状況でありますが、同社の事業環境が大幅に縮小した場合や、同社の信用力が低下した場合、当社との取引が減少した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、大型案件の場合には売上高が10億円を超えるものもあることから、発生した場合には期初に発表した業績予想から大きく変動する可能性があります。 |
確信度A1 |
First Solar社への高依存および案件単価が大きく検収時期に業績が左右されやすい構造は開示事実と完全に合致する。一方で、First Solar社自体の信用力や米市場の成長性により急減の可能性は低いとも記載されている。 |
First Solar社向けの売上高比率の具体的な推移と、直近の期末受注残高における同社向け比率。 |
| 装置の組立は外部委託が可能だが、設計および電気設計は外部委託が不可能であり、技術者の高齢化と人員不足による生産能力不足や原価超過リスクが存在する。 |
事業等のリスク |
装置の組立に関しては、協力会社の業務委託や派遣社員の受け入れにより、設備投資を行うことなく生産能力を拡大することが可能です。他方、設計および電気設計に関しては業務委託が不可能なため人員増強が必要であることや、技術者の高齢化への対応として、若手技術者の採用を強化し教育を行っております。 |
確信度A1 |
設計機能がボトルネックになり得る構造的制約が開示されている。若手技術者の採用・教育を進めているものの、受注急増時における設計工数の逼迫リスクは残存する。 |
設計・電気設計人員の年齢構成および年間採用数・定着率。 |
| 製造原価に占める材料費割合が高く、国内大型案件では前受金が得られず検収後一括払いとなるため、部品価格上昇と出費先行が資金繰りを圧迫する懸念がある。 |
事業等のリスク |
当社の製造原価における材料費の割合は60~70%程度と高く、部品価格の上昇は当社の業績に大きく影響します。ペロブスカイト太陽電池向けの製造装置は国内向けが多い中で、国内企業からの受注においては前受金を受領できず、検収後一括支払いとなるケースがほとんどであります。その場合仕入れなどに係る出費が先行するため、特に大きな規模の案件では、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。 |
確信度A1 |
国内案件特有の商慣行(前受金なし・検収後一括払い)と高材料費比率による運転資金の出費先行リスクが開示されている。ただし、会社側は自己資本比率の向上(直近83.9%)や現預金保有により備えているとしている。 |
国内ペロブスカイト案件等の大型受注残高と、それに伴い想定される先行運転資金額の推移。 |
| 主要顧客の設備投資の有無により利益計画が変動し、繰延税金資産の計算見直し(取崩し)が発生するリスクがある。 |
事業等のリスク |
当社グループの売上構成において多くを占める主要顧客の設備投資の有無により、事業年度ごとの利益計画が変動すること、また税制等の改正は予期せず行われることから、当該リスクは常に発生する可能性があります。 |
確信度A1 |
主要顧客の設備投資変動が税務上の課税所得予測に波及し、繰延税金資産の取崩しを通じて純利益を毀損させるリスクが開示されている。 |
計上されている繰延税金資産残高の規模および純資産に対する影響度。 |